日本鳥学会2016年度大会 公開シンポジウム

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公開シンポジウム『恐竜学者の鳥のはなしと鳥類学者の恐竜のはなし 』

この公開シンポジウムは、独立行政法人日本学術振興会平成28年度科学研究費助成事業(研究成果公開促進費)「研究成果公開発表(B)」の助成を受けて開催します。 

日時: 9月19日(月・祝)12時30分~15時30分
場所: 共済ホール(札幌市中央区北4条西1丁目1番地 共済ビル6階)
共済ホールのサイトへ
主催:日本鳥学会
協力:北海道大学総合博物館・BIRDER(文一総合出版)

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 恐竜のほとんどは、約6,600万年前までに絶滅したと推定されています。一方で、現在私たちが目にする鳥たちは、恐竜の一部である”獣脚類”から進化したと考えられています。鳥が恐竜から進化してきた可能性は、最近の研究によって、 疑う余地がないほどに高まってきています。
 「絶滅した恐竜」を研究する恐竜学と、「生きた恐竜」である鳥を研究する鳥類学。それぞれの最新研究を理解しあうことは、互いの研究をより発展させることでしょう。しかし日本では、これまで”恐竜学者”と”鳥類学者”が一同に会して 議論する機会はほとんどありませんでした。

 本シンポジウムは、恐竜学と鳥類学の出会いの場です。まず、近年明らかになってきた恐竜と鳥の関係について、江田真毅さん(北海道大学)に分かりやすく整理して解説いただきます。つづいて、世界の第一線で活躍する恐竜学者、小林快次さん(北海道大学)田中康平さん(カナダ・カルガリー大学)から、最新の恐竜像についてご講演いただきます。「生きた恐竜」である鳥類との比較研究から、どのような恐竜像が明らかになってきたのでしょうか。最後に、川上和人さん(森林総合研究所)から、鳥の行動を研究することでどのように恐竜の行動を復元し仮説を立てることができるか、また復元された恐竜の生態からどういった鳥類学の新しい視点がもたらされるか、話題提供をいただきます。

 恐竜学と鳥類学という異なる背景をもつ研究者が一つのテーマで議論するシンポジウムです。きっと科学の奥深さ・幅広さ・面白さを体感していただけるはずです。ぜひご来場ください。

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